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性同一性障害

このようなお悩みはありませんか

  • 自身の生まれながらの性別に違和感がある
  • お子さんが性別の事で悩んでいる
  • 性別への悩みについて受診をしようか迷っている

性同一性障害とは

LGBT性同一性障害は、生物学的な性別と個人が自覚する性別が一致しない状態を指します。
例えば、生物学的には女性として生まれていても、男性的な価値観を持っている場合や、逆に生物学的には男性として生まれていても、女性的な価値観を持っている場合があります。
近年、性の多様性(LGBTQ+)への理解が進み、性同一性障害も社会的に議論されるようになりました。以前は社会不適合者とみなされることもあったが、理解が広がっています。

性同一性障害の症状

  • 生物学的な性別と自己認識の性別が一致しない
  • 持続的な性自認の不一致による苦悩やストレス
  • 自身の性別と異なる性別の特徴を持つことに対する欲求
  • 異性の服装や行動を好む
  • 自身の体や外見に不満を持つ
  • 同じ性別の人々との交流に苦手意識がある

これらの症状が強く出現し、日常生活に支障をきたす場合は、早めに受診して適切な治療やサポートを受けましょう。

性同一性障害の原因

性同一性障害の原因については、証明されてない部分もありますが、研究や専門家の見解から以下のような要因が考えられています。

生物学的要因 脳の構造やホルモンの影響により、個人の性自認が生物学的な性別と一致しない場合があると考えられています。
環境要因 個人の成長過程での環境や社会的な要因が性同一性障害の発症に影響を与える可能性があります。
遺伝的要因 遺伝子に関連した要因が、性同一性障害のリスクを増加させる可能性があるとされています。
精神的要因 心理的な要因や精神的な側面が性同一性障害の原因となる可能性も考えられています。

性同一性障害の検査・診断

一般的に以下のような方法が行われます。

問診

心理士臨床心理士または医師が患者様との面接を通じて性自認や性別に関する感情や経験について丁寧にお聞きします。
心理学的な評価や精神状態の評価を行い、他の精神障害との鑑別を行います。

DSM-5基準の評価

アメリカ精神医学会の診断・統計マニュアル(DSM-5)の基準に従い、性同一性障害の診断を行います。

家族歴や遺伝学的要因の確認

家族歴や遺伝学的要因が関連しているかを調べて総合的な診断を行います。

患者様の希望の聞き取り

性同一性障害の治療方針を計画するにあたり、患者様の希望を尊重することが重要です。

性同一性障害の治療

LGBT以下の治療は一人ひとりに適切な治療法をご提案します。
性同一性障害の治療においては、患者様の希望や要望を尊重し、専門家との共同で適切な治療方法を選択することが重要です。
また、治療は長期的なプロセスであり、患者様の健康と幸福を促進するために継続的なサポートが必要とされます。
治療内容によっては専門の医療機関をご紹介します

ホルモン療法

必要な場合、ホルモン療法が行われます。女性から男性への場合はテストステロンの投与、男性から女性への場合はエストロゲンの投与が行われることがあります。これにより、第二性徴の発達や体型の変化が起こります。

性別適合手術

身体的に性別に適合する形態へ変更する手術のことです。当院では対応していないため、専門の医療機関で受けていただきます。

心理社会的サポート

専門家による心理的なサポートやカウンセリングが重要です。患者様が自己を受け入れることや、社会的な適応をサポートします。

社会的サポート

家族や友人、学校や職場など社会的な環境での理解と支援が重要です。性同一性障害を持つ人々が差別を受けないよう、健康的な生活を送れるよう支援します。